2011-11-12 07:00 am by 須坂新聞
長野電鉄活性化協議会は2日、長野市役所で会議を開いた。来年3月末に廃止となる屋代線に代わるバスの運行計画について、沿線4地区の作業部会がまとめた統一案を協議、原案通り決定した。今後、許認可申請などを経て来年4月1日から運行を開始する予定。
路線は屋代線に沿って走っている国道403号を基本ルートに、昼間は利便性を重視して一部う回するルートを設ける。停留所数は計56カ所。朝夕は定時性を重視して停留所数を減らす。屋代駅〜須坂駅は現在の屋代線と同じ1日15往復。ほかに、朝の渋滞を避けるため、高速道を利用した松代発須坂行きを1便設ける。信濃川田発須坂行きなども。
運賃は2年間は現在の屋代線と同程度とした。若穂地区と松代地区の委員は、5年間の現状維持を求めたが、事務局は「約束しかねる」と答えた。
運行事業者は長電バス。使用するバスの台数は高速便を含めて9台の予定。ダイヤは冬季の試験運行や、接続する鉄道各社のダイヤ改正を踏まえて決める。今後、各地区の作業部会で利用促進策や運行後の評価指標を話し合う。
若穂地区の綿内剛美委員は朝の渋滞に触れて「高校生などが時間通り安心して通えるようにしないと、乗客が減少してバスも廃止になってしまう」と懸念を示した。
松代地区の中島嘉一郎委員も安全や定時性確保のため、道路拡幅や除雪の徹底などを求めた。
2011-11-12 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント
Tweet屋代線廃止は残念ですが、やむを得ません。代替バス運行計画が活発になってきてよかったと思います。
同沿線をの403号線は狭いので、拡幅していただきたいです。
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