須高の犯罪大幅増加〜9月末現在で100件増の400件

2011-10-16 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 全国地域安全運動が「地域のきずなで安全・安心なまちづくり」をスローガンに11日から20日まで繰り広げられている。須高では初日の11日朝、須高防犯協会連合会、須坂警察署、防犯団体関係者が須坂市役所で出発式を行い、引き続き、総勢75人が須坂駅前と小布施駅前で街頭活動、各地域で子どもの見守り活動や防犯パトロールを行った。

 出発式では、今年急増している車上ねらいをテーマにした寸劇を防犯協会職員と警察署員が行った。想定は温泉施設の駐車場に車を止めた女性が被害に遭うもの。犯人は駐車場の一番奥に前進で駐車、席を少し倒して、バッグミラーで鍵を掛けていない車、車内に貴重品を残していく車を探している。貴重品の入ったバッグを助手席足下に隠し、鍵を掛けた女性が施設に入ったことを確認した犯人は、自分の車を女性の車の横に移動させて死角を作り、車から降りて工具で鍵穴をこじ開け、バッグを奪って逃走した。
 この寸劇を同署生活安全刑事課の担当者が解説、「外から見えない場所に物を隠しても、車上ねらいの犯人は皆さんをあらかじめ見ている。手当たり次第に物色する犯人もいる。このような犯罪に対応するには車を金庫代わりにしないこと、短時間でも必ず鍵を掛けること。もし、不審車両を見つけたらナンバーをチェックして、警察に通報してほしい」と呼び掛けた。
 なお、須坂署管内では9月末日現在400件の刑法犯罪が発生。前年同日比100件増(33.3%)と大幅に増加している。種類別では車上ねらいが131.8%増、空き巣が112.5%増と2倍を超える増加率。オートバイ盗・自動車盗・忍び込みが2倍増となっている。振り込め詐欺は須坂市で1件(被害額344,000円)発生している。
 このほか、県内の小学4年生から中学3年生を対象に募集した防犯ポスターコンクールの須高地区の優秀作品30点を20日まで須坂市役所ロビーに展示している=写真下。
 また、県警本部に推薦した須高の7人の作品は1人が金賞、2人が銀賞、3人が銅賞、1人が佳作となった。今年の同コンクールには8,419点の応募があり、県警本部には173点が推薦された。
 ▽金賞 川口來未=森上小6▽銀賞 小林京香=豊洲小5 福士夕生=常盤中1▽銅賞 戸谷陽貴=森上小4 相澤美文=豊洲小6 塩崎児汰朗=相森中3▽佳作 藤沢佑那=高山中2

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