タレントの中島史恵さん夫妻が収穫したのは?

2011-10-08 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 須坂市高梨町出身のタレント中島史恵さんが5日、夫の渡辺明さんと共に須坂市を訪れ、塩野町の水田でマコモタケの収穫体験を行った。渡辺さんが都内などで15店舗を経営する日本料理やイタリア料理のレストランで活用する。
 マコモタケは水田で栽培されるイネ科の多年草「マコモ」に食用菌の黒穂菌が寄生し、根に近い部分の茎が軟らかくタケノコ状に肥大することでできる。
 中島さんらは市の紹介を受け、グリーンツーリズム推進事業を市から受託して行うケイトラベル(北横町)が企画した収穫体験に参加した。塩野町の生産者の水田で、一緒に来た渡辺さんが経営するレストランの料理長らと7人で作業。鎌を使って約2mほどに伸びたマコモの根元を切っていった。
 今年から県産のマコモタケをサラダやパスタ、しゃぶしゃぶなどの材料として使い始めたという渡辺さんは「料理には使うが実際にどのように生えているのか知らなかった。いい体験をさせてもらった。今後は須坂産を活用させていただき、全店で使いたい」と話した。
 渡辺さんは旬の食材を求めて全国各地を訪ねるという。その中で妻の地元でもある須坂産の食材に興味を持った。これまでも須坂の伝統野菜「八町きゅうり」や須坂産の味噌などを料理に使ってきた。「収穫体験をすることで、新たな料理のアイデアも湧く。実際に見て感動したものを料理の中で表現し、お客さんに伝えたい。今後も定期的に収穫体験をしたい」という。
 中島さんは「自分の地元の食材である須坂産を気に入ってくれ、料理に使われるのはうれしい。自分自身、地元紹介の番組などで地元の良さを改めて実感した。料理を通じて須坂の魅力が全国へ伝わればいい」と話した。

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