公務中の飲酒、6時間後運転の報道〜市議会緊急質問で市長わびる

2011-09-10 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 三木市長は、8月19日昼ごろの公務で日本酒を飲み、約6時間後に自家用車を運転して市役所から自宅(相之島町)へ帰り、午後7時から始まる「地域づくり市民会議」(馬場町公会堂)へ再び運転して向かったと報道されたことについて8日、市議会9月定例会緊急質問で釈明した。
 前日7日、永井康彦議員が職員との信頼関係の構築など「課題を積み残している」と今任期の総括をただし、8日、再び緊急質問に立った。
 永井議員は「8日朝の記事(市長、飲酒6時間後運転)に大変驚いている。前日(7日)、三木市政の情報公開の在り方や職員との信頼構築について質問を申し上げ、正式な出馬表明がされたばかりで、誠に遺憾なことと言わざるを得ない。自らを厳しく律し、信頼を残り任期(来年1月23日満了)の中で回復し、市民の負託に応える義務がある」と指摘し、報道の事実関係と、市長としての職責の再認識をただした。
 三木市長は冒頭、説明と謝罪の場に感謝の意を表した。「新聞報道は基本的には正確に書かれているが、若干説明したい。8月19日に歴史と伝統のある大谷不動尊の夏護摩祭に市の大切な水源の保全をいただいている立場で出席した。その際、正午ごろに行われた懇談の席上でお酌をしていただき、失礼のない範囲で儀礼的に杯に口をつけた。公用車で帰庁し、帰庁後は庁内で公務をこなし、午後4時には外部のお客さまに会った。午後6時ごろ自家用車で帰宅し、書類を整理した後、再び自家用車で7時から始まる地域づくり市民会議に出席した」
 「全く酔っていなかったと明確に認識しているが、疑惑をもたれる行為は軽率だったと反省している。今後は残り任期を須坂市のために尽力したい。ご心配、ご迷惑をおかけした関係者や市民の皆さまに心からおわび申し上げる」と答弁した。
 同日、報道各社への会見では「おちょこで2、3度お酌をしていただき、口をつけた。飲んだ量はそれほどではなかった。飲酒はしたが、全く酔ってはいなかった」とした。
 平成21年8月に全職員約1,000人(正規・嘱託・臨時)を対象に飲酒運転根絶に向けた「誓約書」(同年7月に職員が酒気帯び運転で摘発を受けて)を、市長あてに提出を命じていることから、三木市長は「誓約書を書いてもらった市長の立場からは職員に対して申し訳なかったと思っている」と述べた。
 また、「市長選は立候補させていただきたいが、今回の件は市民の皆さまに判断していただきたいと思っている。自身の処分は頭の中にある」と述べた。
 会見後、市長は部課長へ説明した。職員へはパソコンの庁内LANで「ご心配とご迷惑をおかけしたことをおわびし、心を引き締めて市政発展のために尽力します」と経緯を文書で掲示した。

2011-09-10 07:00 am by 須坂新聞 - 3 コメント



山葵 @ 2011-09-10 02:53 pm

今回の飲酒問題につきまして、何故謝ってしまったのか非常に疑問です。
仮に市長の体重を60Kgと仮定し、日本酒約2合を飲酒されたとしても標準的アルコール代謝量から推定し、完全
鉾瓦韻襪泙?時間24分、酒気帯び運転の呼気基準(0.15mg/l)を下回るのが4時間12分後です。
一合に満たない飲酒量で6時間後の運転を云々することがいかにナンセンスであるかが解ります。

3選出馬の時期であり、もめたく無いのは分かりますが、こうした根拠の無い言ってみれば飲酒運転撲滅原理主
租?掴世貌?魏爾欧觜坩戮惑_燭癖??隼廚?‖茲任后

飲酒運転で問題なのは、飲酒から何時間では無く、アルコールがどれだけ残っているのかが問題です。
飲酒量によっては、10時間の休息でも不足ですから、市長としては、きちんと根拠による正当性を主張して、問
題の本質を明確にして頂きたかったと思います。

須坂新聞社編集部 @ 2011-09-12 08:15 am

山葵様

コメントありがとうございます。

選挙車五月蠅い @ 2012-01-18 11:58 am

職務中に飲酒したことは別にいいんだw

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