どうなる屋代線の代替交通①

2011-09-03 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon■4地区作業部会「国道403号を基本に」バス運行を検討

 来年3月に廃止される長野電鉄屋代線に替わるバス運行について検討している沿線4地区の作業部会関係者らによる初めての連絡調整会議が26日、長野市役所で開かれた。それぞれの作業部会で検討した路線案を報告。国道403号を基本に、朝夕と昼間で路線や停留所数を変えたり、定時性確保のための高速道利用などの案が示された。今後、月1回の割合で調整会議を開き、9月に統一路線網案を、10月にダイヤや運賃などを含めた運行計画案を決める。
 須坂地区は、朝夕は国道403号を走り、市役所西側や八幡町、境沢町、米持町などに停まるルートで、昼間は須坂病院やメセナホールなどを回る。
 若穂地区は、朝は綿内駅と信濃川田駅のみの停留や高速道利用、昼間は利用促進のため病院や支所、金融機関などを回る。長野駅方面への利便性向上のため、長電バス屋島・須坂線の綿内への延長、綿内から村山駅行き便の開設など。
 松代地区は、松代駅を起点に須坂駅と屋代駅に走らせるほか、朝は高速道を使う便を設ける。千曲地区は、朝は停留所を少なくし、昼間は土口地区などを回り利便性を高める。
 ほかに、関崎橋一帯の渋滞緩和策として、長野五輪大橋の無料化や信号機の時間調整などの意見があったが、一方でその影響による別の個所での渋滞発生の可能性も指摘された。既存の路線バス車両では高速道は走れないという。バスの台数や種類は、行政からの財政支援などとの兼ね合いになる。
 沿線の高校や病院を対象にしたアンケート結果も報告され、朝夕の運行本数や運賃に対する要望が多かった。

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