湯っ蔵んど次期指定管理者〜公募せず現事業者を候補に

2011-08-20 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市は、所有する日帰り温泉施設「ふれあい健康センター(湯っ蔵んど)」(仁礼)の指定管理期間が来年3月末で満了することから、次期5年間の指定管理者候補を「蔵のさと温泉共同企業体」とすることを決めた。庁内で決めた判断を踏まえて12日、18日、第三者の意見を聴く評価委員会(委員長・目黒淳茂平成16年度区長会長で湯っ蔵んどあり方懇話会長、委員7人)を非公開で開いた。同委員会は「市の判断は適正であると評価する」として、三木市長へ評価報告書を提出した。
 市は5月、設置要綱に基づいて市長を委員長に、副市長や総務部課長、担当部課長ら7人を委員に「指定管理者庁内検討委員会」を開いた。同共同企業体の21年度、22年度の入館者数や収支の経営実績などを検討した。
 その結果、「経営改善の実績や利用客の評価は良好で、(更新後も)安定した事業の継続性や雇用の確保が図られる。また、施設の安定管理とサービス確保、市民福祉の向上と観光振興などへ期待できる」との理由で公募せずに現在の指定管理者を候補に指名することを決めた。
 7月の第2回検討委では、同健康センター条例施行規則に基づいて、同共同企業体から提出された書類(事業計画書や収支予算書、自主事業予算書など)を審査した。
 委員7人が事業計画書で3項目、申請団体は1項目の基準で審査し、合計点が大幅に平均を上回ったため、候補とするとした。
 一方、市民からは選定は公募によるべきとの意見が市にあった。同健康センター条例12条は、指定は公募によるとするが、市は、ただし書きで「特別の事情があると認める場合はこの限りでない」にあたるとした。
 同評価委は中期的財務計画提出も求めた。
 市は9月議会定例会に事件決議案として提出する予定。

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