松栄寿司須坂店が被災地の園児にプレゼントしたのは?

2011-08-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 松栄寿司須坂店(境沢町)の牧克也代表は先月25日、東日本大震災の避難所、岩手県陸前高田市の第一中学校体育館を訪問して約300人にすしや刺し身などを振る舞った。また、夏休みの思い出づくりに欠かせない花火を子供たちに届けたいと事前に須坂で寄付を呼びかけ、集まった約500人分の花火を同市の米崎保育園を通じて五つの園に贈った。
 牧さんは炊き出しで役に立つことはないかと考え、3回目の6月に続いて、従業員や親戚など5人で店単独の支援部隊を組織。陸前高田市へ向かった。
 体育館から仮設住宅へ移った220人と体育館で生活する80人が一堂に会して「苦労を共にした者同士ゆっくり思い出を語って」と願い、一人前15個のすしを400食、生ビール100ℓ、ブドウ150房、かき氷、調理器具、花火などを4トン保冷トラックに積み込んで現地入りした。
 花火は8月の七夕まつりで楽しむことに。本紙などで呼びかけ、須坂市や長野市から100人を超える個人・団体が善意を寄せた。ある飲食店は来店客に呼びかけ、大量の花火を箱で贈ったという。
 牧さんは「花火を店に届けてくれる人の中には一緒に行って手伝いたいと申し出る人もいて善意の気持ちと花火だけ頂いた。義援金も一緒に贈り、園児がうれしそうだった。仮設住宅へ被災者が移るため、炊き出し支援は今回が最後。次回お盆明けは仮設住宅への生活支援ですしの提供をしたい」と話す。

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