2011-07-24 07:00 am by 須坂新聞
県教委は平成27年度、須坂市内に総合技術高校(須坂新校)を開校する。新設する創造工学科について、育てる人材像を明らかにし、企業と学校の連携を深めようと19日、須坂市保健センターで須坂新校創造工学科地域連携推進委員会を立ち上げた。
委員は18人。須坂商工会議所、須坂工業クラブ、須坂工業振興会の代表6人(製造業経営者ら)、須高市町村教委教育長、地域関係者で須高地域の高校を考える会会長、学校関係者で長野工業高校の校長・教頭・教諭ら。委員長に渡辺宣裕須坂市教育長を選んだ。
育てたい人材像について、企業経営者らは「組織や社会の一員を自覚し、正しい職場観を持ったものづくりのリーダーを育てたい」「技能五輪に挑戦し、地元の就職も保証する学校に」「素直な人間を育てたい」「健康で粘り強く、向上心のある生徒を育てたい」「学校に協力する覚悟がある。知識・スキルを高めるために企業を利用して。我慢強くコツコツできる人材が大事」と強調した。
高校側は「個人の限界を超えてはいけないが、達成感が生徒を伸ばすので機会を与えてほしい」「先端の設備や本物の技能を見せてほしい」と期待した。
次回10月は学校側で作成する教育方針の原案を協議する。本年度は育てたい人材像を明確にし、そのための教育内容を構想。24年度は企業連携の方法と教育課程を検討。25年度は教育課程を精査し、教材研究。26年度は研修内容や実施に向けて具体的な準備を行う。
須坂新校(校名は未定)は須商と須園を再編統合し、農業科と商業科各3学級、新たに創造工学科1学級を設置する。特に創造工学科(精密機械、メカトロニクスコース)は、地域の期待が高く、長野工業高校と住み分けを図って中学生に選ばれる学科となるよう取り組んでいく。
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