2011-07-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂青年会議所(山口浩理事長)は19日、東日本大震災で被災した岩手県下閉伊郡山田町を訪れ、子どもたちを励まそうとアニメ映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」を上映した。地元の親子連れなど約700人が楽しんだ。
映画は同町の災害ボランティアセンターで上映。大勢が集まったため、1回の予定を急きょ2回に変更した。長野市の技術会社の協力を得て200インチのスクリーンや音響を持参し、会場は映画館並みの迫力に。須坂市社会福祉協議会の協力や市内の須坂、須坂東、須坂園芸の3校から暗幕も借りた。
当日は現地を訪れた同会議所4人のほか、塩尻青年会議所や盛岡青年会議所、金沢青年会議所、地元社会福祉協議会なども応援に加わり、約70人がスタッフとして、会場の外ではどら焼きやポップコーン、飲み物なども振る舞った。
今回の企画は山口理事長の子どもが今春公開された「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」を観賞した後「地震の人たちは映画が見れなくてかわいそうだね。見れたらいいのにね」と言ったのがきっかけ。山口理事長が東宝に掛け合い、東宝や映画ドラえもん製作委員会から正式な許可を得て実施した。ドラえもんに登場するキャラクターの声優陣が、キャラクターの声で吹き込んだ被災地に向けたメッセージも上映前に流した。
山口理事長は「被災地で必要なものは支援物資の次の段階に入っている。もちろん物資もまだまだ足りてはいないが、精神的なストレスを解消することが必要だと実感した。少しでも気分が晴れ、一瞬でもつらいことを忘れてもらえたらうれしい。他の団体など、周りの人たちの応援もありやり遂げることができた。今後も機会があれば続けていきたい」と話していた。
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