音楽評論家富澤一誠さん作詞の新曲発売「どこで暮らしていても」

2011-06-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市中島町出身の音楽評論家富澤一誠さん(東京都世田谷区)が故郷須坂や家族への思いを込めて作詞し、プロデュースした新曲「どこで暮らしていても」が8日、日本クラウンから発売された。この曲は富澤さんがプロデューサーを務め、2006年から毎年メセナホールで開催しているフォークコンサート「フォーエバーヤング」のテーマソングとして歌い継がれることになり、今月19日に同ホール開館20年記念事業として開かれるフォーエバーヤングのスペシャル版「メセナ・フォークジャンボリー」に、この曲を歌うシンガーソングライターさくまひできさんが特別出演、ナマ歌を初披露することになった。

 作曲は「きみの朝」などのヒット曲を持つ岸田敏志(旧名智史)さん、編曲は日本を代表するアコースティックギター奏者石川鷹彦さん、郷愁を誘う笛の音色は世界で唯一のハンドフルート奏者森光弘さんという豪華な組み合わせ。覚えやすく心温まる叙情的なメロディーで、フォーエバーヤングのテーマソングのほか、レコード会社16社が全国的に展開する合同キャンペーン「エイジフリー・ミュージック」の1曲にも選ばれている。
 このエイジフリー・ミュージックは3年ほど前に富澤さんが提唱した「大人のための大人の音楽」という新ジャンルで、富澤さんの旗振りによってエイジフリー・ミュージックへの関心や注目が高まり、音楽関連業界が連動企画を展開中。同キャンペーンは今回で第6弾となり、5月11日から7月31日まで繰り広げられている。
 富澤さんは6日に東京都内で開かれたさくまひできさんのコンサートに出向き、本紙の取材に「18日に評論家40年の記念講演会、19日にコンサートを開きますので、故郷の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」として別掲のようなコメントを寄せ、さくまさんは「一誠さんとはアマチュア時代から16年の付き合いがあり、多くのアドバイス、特に歌詞についてのアドバイスをいただきました。一誠さんの歌詞が歌えるのはこの上ない喜び。誰もが持つ故郷への思いを精一杯伝えていきたい」と意気込みを語った。
 また、ジャケットには長野市側から千曲川を挟んで須坂市や菅平の山並みを臨む写真を採用。富澤さんから協力依頼を受けた須坂市が多方面に働き掛け、岩本憲治さん(いわもとぷろ代表、坂田町)が撮影した作品に白羽の矢が立った。須坂を題材にした故郷ソングの誕生に須坂の人たちも大喜びしている。
 CDには「どこで暮らしていても」と共にさくまさんが作詞・作曲・編曲した「都会の蛍」も収録している。定価1,200円。CDショップのほか、19日にはメセナホール会場内でも販売する。

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