2011-06-05 07:00 am by 須坂新聞
遠藤酒造場(遠藤秀三郎社長、須坂市本上町)が出品した「渓流」は、平成22酒造年度全国新酒鑑評会(独立行政法人酒類総合研究所主催)で3年連続9回目の「金賞」に輝いた。鑑評会は明治44年の第1回から99回目。875点が出品され、244点が金賞に。県内は12場。杜氏(製造責任者)の勝山さんは、平成4年の就任以来19年目で9回目の全国金賞受賞となる。
勝山杜氏は出品酒について「原料米が昨年の猛暑の影響で溶解しづらいと聞き、もろみ経過が例年通りになるよう手だてを講じた。それが当たり、思い通りの経過をたどった。これまでに全国で入った中で一番納得いく出来」と手応えを話す。
今年1月中旬から下旬にかけて10日ほどが大事な仕込み期間で緊張の連続だった。そんな中、寒さも手伝ってもろみ管理まで順調に推移し、出品時までフルーティーで香り高い、味のきれいな酒に仕上がったという。
「25日に広島県で利き酒した時もバランスよく、雑味なく仕上がっていた。今後も米の理解をいかに早くするかが大事。米にあった造り方で香りや味に磨きをかけ、消費者に一層喜ばれるよう精進したい」。
蔵人はほかに徳竹寿平さん、上野平大記(ひろき)さん。
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