2011-05-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市常盤町在住のバイオリン奏者村石達哉さん(47)が呼び掛けて、5日にメセナホールで開かれた「東日本大震災チャリティーコンサートin須坂」を主催した実行委員会はこのほど、義援金66万7,000円を須坂市社会福祉協議会に寄託した。村石さんと、コンサートを全面的にバックアップした「わらしべを支援する会」の神屋初枝会長が市社協を訪ね、吉池武会長に手渡した。
コンサートには村石さんのほか、村石さんの友人で東京から駆けつけたピアノ奏者の東京学芸大学准教授の中野孝紀さん、チェロ奏者の東京シティーフィルハーモニー所属の鈴木龍一さん、さらにはメセナジュニアオーケストラとメセナ交響楽団の有志15人も出演。クライスラーの「愛の悲しみ」、サン・サーンスの「白鳥」、マスネの「タイスの瞑想曲」、ビバルディーの「四季・春」などに続いて、最後は、鎮魂の意味を込めて作られたラフマニノフのピアノ三重奏曲「悲しみの三重奏曲」を演奏、会場に詰めかけた500人を超える人たちがじっくりと聞き入った。
実行委員会では入場料1,000円全額を被災地復興支援に充てたほか、ロビーでも募金を呼び掛け、多数の善意が寄せられた。
村石さんは「自分たちで何かできることはないかと多くの皆さんと相談し、音楽の持つ力を信じてコンサートを企画しました。短期間の準備でしたが、多くの皆さんに協力していただき、また予想を上回る皆さんにご来場いただき、本当にありがとうございました。皆さんからとてもいいコンサートだったと言っていただき、自分自身でも心に残るコンサートになりました」と話している。
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