自転車盗難、車上ねらいが増加

2011-05-15 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署と須高防犯協会連合会はこのほど、街頭犯罪抑止を図るため、警察官や行政職員、住民防犯組織の須高ホワイト・エンジェルス隊や須高少年警察ボランティアのメンバーら約40人が須坂駅と小布施駅で、自転車盗難や車上ねらい、振り込め詐欺などへの注意を促すチラシの配布や自転車の防犯状況の確認を行った。
 須坂駅では今年度、同署から自転車盗難防止と自転車安全利用のモデル校に指定された須坂商業高校の生徒会から4人が参加、駐輪場に停められた自転車の整理と防犯診断を行い、防犯登録がしてなかったり、二重ロックをしてなかった自転車に啓発ステッカーをはるなどした。
 須坂署によれば、今年4月末日現在、管内では25件の自転車盗難が発生、前年同日比で4件増えている。無施錠の被害も多いが、馬蹄状の鍵がこじ開けられて盗まれるケースも目立つという。
 車上ねらいは4月末日現在、2件増の10件発生。4月24日に被疑者1人を逮捕したが、同署では「比較的長く駐車する温泉施設や公共機関の駐車場が狙われている。車内には物を置かず、鍵は必ず掛けて」と呼び掛ける。
 また、振り込め詐欺は管内では昨年5月以来、発生していなかったが、4月に34万4,000円が騙し取られる融資保証金詐欺事件が起きた。市内70代女性宅に貸金業の会社を名乗る男から「信用ある会社です。あなたなら80万円はすぐに貸せます。返済は2カ月に1回2万5,000円で大丈夫です。信用してもらうためにすぐにお金を振り込むので口座番号を教えてください」という電話があり、承諾した女性の口座に約500円が振り込まれた。その後、犯人グループは「保証金として5,000円だけいただきます。13万円振り込んでもらえれば、12万5,000円を返済します」などと言って振り込ませ、さらに難癖をつけて、合計34万4,000円を騙し取った。
 同署では「このほかにも、風邪を引いた、携帯電話をトイレに落として電話番号が変わったなどという詐欺の前兆事案が相次いでいます。家族で合言葉を決めるなどして被害を防ぎましょう」と呼び掛けている。

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