【県議選/須坂市・上高井郡区】32年ぶり無投票当選

2011-04-09 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う県議選は告示の1日、定数2の須坂市・上高井郡選挙区に現職の村石正郎氏(71、自民党、須坂市下八町)と永井一雄氏(68、無所属、須坂市屋部町)が立候補し、初日の選挙戦を行った。午後5時の立候補届け出締め切りを待って無投票再選が確定した。選挙になるかどうか水面下で動きが見られたものの出馬表明者は2氏のほか現れなかった。無投票当選は須坂市選挙区の昭和54年以来、32年ぶり。当選証書の交付は12日。任期は4月30日から。
 村石陣営は光臨閣で告示直後に出陣式と届け出締め切り後に報告会を開いた。
 5選を果たした村石氏は報告会で「高校再編では3期、4期で文教委員として全力で取り組んだ。人づくり、人間教育が未来を開く。世界に羽ばたく人材を育成したい。期待、信頼を強く感じる。誰もが生まれてきて良かったと思える社会をつくる決意で、重い荷を喜んで引き受け、応えていきたい。大震災、国民国家あげて団結し、乗り越えていきたい」と述べた。
 支持者は「当選は必ず須高や県の力になる。重い課題を果たして」「議長としてリーダーシップを発揮して」と期待を込めた。
 永井陣営は屋部町公会堂で告示直後に出陣式と届け出締め切り後に報告会を行った。
 3選を果たした永井氏は報告会で「無投票でいいのか複雑な心境だが、4年間一生懸命やってきたことが認められたとも思い、(当選は)率直に大変うれしい。今後4年間、これまでの8年間の行動と有権者の声を基にもう一度議員活動や政治活動の在り方を問いたい。忌憚(きたん)のない意見を寄せてほしい」と決意を述べた。
 支持者は「言うことも言い堂々とやる男。命がけで県民の福祉向上に地元の現場目線で取り組んでもらえるものと確信している」と期待の声が上がった。
 県議は県内に58人。須高の発展を願い、変化する時代に対応して地域課題を一つずつ解決する行動力や実践力がさらに求められる。政治的無関心が広がるが、県政を注視する目が今こそ重要となる。

2011-04-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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