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【東日本大震災】竹内三男さん（須坂市八重森町）〜故郷の福島に義援物資

2011-04-09 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市八重森町の竹内三男さん（56、竹内製作所代表）はこのほど、東日本大震災で被災した故郷の福島県石川郡平田村を訪れ、友人などから寄せられた義援金や支援物資を同村の沢村和明村長に手渡した。
　竹内さんが18歳まで過ごした同村は、震災で大きな被害を受けた福島第１原発から約40kmに位置する。同村では原発から半径20km圏内で避難指示が出ている双葉郡広野町の住民約170人が避難所生活を送っているという。
　竹内さんの元には震災発生直後から、友人らから義援金や物資が続々と届いた。竹内さんは38人から集まった10万円に自社の10万円を合わせた20万円の義援金と松沢農園（八重森町）のリンゴ300kg、千日みそ（上町）のみそ200kg、生活用品や缶詰、野菜などの物資、帰りの分の燃料を大型四輪駆動車に積み込み、高速道路や下道で６時間半かけて届けた。
　竹内さんは「いろいろな方に義援金を持ってきていただいたり、物資を提供していただいたりと、皆さんの温かい協力に感謝の一言。被災者の方々には感激され、『ありがとう』と何度も感謝された」と話した。
　後日、同村から届いた礼状には感謝の言葉と共に、「原発が予断を許さない状態、風評被害もあり、福島県の復興はまだまだ先が見えない状況ですが、助け合いながら一歩一歩難局を乗り切っていきたい」と、復興へ向けた力強い言葉が記されていた。