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佐藤綾さん（長電スイミング須坂）海外遠征で2種目県高校記録更新

2011-04-03 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 　日本水泳連盟の派遣選手として県内からただ１人選ばれ、「ジュニアブロック・シンガポール遠征」（３月13〜22日）に参加した長電スイミングスクール須坂の佐藤綾さん（長野東高１年＝現２年、須坂市村山町）が30日、須坂市役所を訪れ、遠征中の大会の２種目で県高校記録を更新したことなどを三木正夫市長に報告した。
　遠征はジュニア選手の強化・育成を目的に毎年行っている。今回は全国の中学・高校の有力選手32人が参加、２大会に出場した。
　佐藤さんはシンガポールエージグループ選手権の50m自由形で27秒37、100m自由形で57秒71の県高校新を記録、それぞれ４位と５位に。200m自由形は２分５秒78の自己ベストをマークし、５位に入った。続く日本・シンガポール対抗戦は50m自由形で27秒20とさらに記録を更新して３位。リレーにも出場し、800mと400mリレーで優勝、400mメドレーリレーで準優勝した。
　佐藤さんは「周りの環境は違ったが、普段通りの気持ちで泳げた。今回の結果は自信につながる」と振り返った。一方、全国のライバルたちのレベルの高さも実感。「他の選手の集中力の高め方などは参考になった」という。今後は「100mは日本選手権出場、200mは県高校記録更新が目標。ジャパンオープンやインターハイの決勝に残りたい」と決意を新たにした。
　同席した同スクール支配人でコーチの浅地敏さんは「屋外プールだったことや初の海外・国際大会などを考慮すれば、３種目で自己ベストを更新したことは良くやったと思う」とねぎらい、「名実ともに県水泳連盟を引っ張る選手になってくれれば、県全体の底上げになる」と期待した。
　三木市長は「外国の慣れない環境で自己ベストを出すことはすごいこと」とたたえた。