2011-04-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市社会福祉協議会(日本赤十字社須坂市地区事務局)が窓口となり、市役所をはじめとする市内の公共施設に募金箱を設置して集まった義援金は29日現在で2,300万4,225円。内訳は東日本大震災に2,107万7,681円、県北部地震に192万6,544円。日本赤十字社長野県支部に送金し、被災者支援に充てられる。
また、県北部地震被災地の栄村には29日現在で延べ31人の市民ボランティアと社協職員を派遣、物資の仕分けやがれきの片付け、雪かきや水道管の穴掘りなどに携わっている。去る24日にはボランティアの協力で炊き出し隊が現地に行き、被災者に温かいとん汁とうどんを提供して喜ばれた。
このほか、社協では災害ボランティアを募集中で、29日現在で47人が登録している。この中には社協が過去に開講した災害ボランティア講座の受講者28人も含まれている。東日本大震災の被災地ではまだ「他地域からの個人ボランティア」の受け入れを行っておらず、社協ではいざ派遣という時のために登録態勢を整えている最中とのことで、現在登録者は市役所多目的広場で義援物資の仕分け作業に従事している。
この状況について、社協では「混乱や余震が続く現地に他地域のボランティアが行くと二次被害を受けたり、混乱に拍車をかける危険性がある。過去に発生した災害時に活動希望者が多く集まり過ぎたという事例があり、インフラ整備と共に他地域からの個人ボランティアの受け入れも始まるのではないかと予想される」と説明している。
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