2011-03-27 07:00 am by 須坂新聞
昨年12月に美装化が完了した須坂市中心市街地の市道銀座通り線で20日、初の「すざか『銀座通り線』開通まつり」をはじめ、須坂商業高校くますぎクラブプロデュースの「須坂ふれあいフェスタ」、信州須坂の町の雛祭り、信州須坂シルクと蔵のまちツーデーウオーキングなどのイベントが大集合、歩行者天国となった会場には5,000人を上回る人たちで大にぎわいとなった。イベントは地震被災地復興支援のチャリティーとして行い、33万9,786円の義援金が集まった。
各イベントを主催する団体や実行委員会では大震災による対応を協議。予定通り開催する中で、市社会福祉協議会に義援金の募金活動を依頼したほか、各出店者には募金を呼び掛け、開会式での黙とう、市消防団音楽隊に「葬送の曲」を演奏してもらうなど、チャリティーのためのできる限りの方策を講じた。 開会式では、書家の高野等さん(北横町)に書いてもらった6mを超える横断幕を掲げ、「被災地復興支援のためにみんなでがんばりましょう」と心を一つにした。
会場では信州プロレス(須商女子生徒との対戦)やダンス、パレード(マリア幼稚園)やもちつきなど多彩なイベントが繰り広げられ、ブースもずらりと並んで「こんな銀座通りは見たことがない」というほど、多くの人たちでにぎわった。
市社会福祉協議会の募金活動には赤十字奉仕団の27人が参加、東日本大震災と長野県北部地震の2箱を用意して協力を呼び掛けた。その結果、東日本大震災に20万4,173円、長野県北部地震に13万5,613円の善意が寄せられた。来場者は通りの店舗や施設にも募金しており、当日の募金総額はさらに上回る。社協からは今後の活動の際に開会式の横断幕を使用したいと申し出があり「みんなでがんばろう!被災地復興支援」の部分が引き継がれた。
開通まつり実行委員長の古家敏男さん(横町)は「行動しなければ何も始まらない、イベントを開いて義援金に協力してもらおうと皆の総意で開催した。本当に数多くの皆さんにご来場ご協力いただき大変感謝している」と話し、須坂商業高校くますぎクラブ部長の樋口あやめさん(八幡町)は「昨年のプロデュースイベントでは市内の4高校が出揃わなかった。今年は全部の高校が参加して、大勢の人たちに来てもらって、とてもうれしかった」と喜んでいた。
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