2011-03-26 07:00 am by 須坂新聞
東日本大震災や県北部地震発生後、アスザックフーズやオリオン機械など須坂市の企業が避難生活を送る被災者に必要な物資や義援金を送る動きが活発になっている。自社製品を無償提供、企業間で連携を取り合う姿も見られる。
フリーズドライ製造のアスザックフーズ(須坂市米持町)は炊き出し用野菜として、乾燥キャベツ・キノコ・ほうれん草などを合わせて1㌧、スープや雑炊など5万食分を長野県や取引業者などを通じて、東北地方の被災地や栄村へ送った。 同社では「フリーズドライは保存がきいて使い勝手もよいので災害時などに活用できるのでは。お役に立てれば」と話す。一方スーパーなどに卸している商品の回転率が早まり生産に追われる状態が続き、「品物は十分にあるので安心して」としている。
オリオン機械(須坂市幸高町)は子会社のある仙台市若林区に自社製品のジェットヒーター20台と灯油400ℓを無償提供。現地の区職員と避難所10カ所に設置した。「設置当日は仙台でも雪が積もっていた。特に朝夕の冷え込みは厳しい。体育館など広い避難所では威力を発揮すると思う。暖まってほしい」と話す。配送の際にはアスザックフーズがフリーズドライ約700食を提供、企業間での連携も生まれた。
須坂工業クラブ(会長=サンジュニア、会員14社)では義援金として15万円を須坂市に届けている。
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須高のクリーニング各店が加盟する長野県クリーニング生活衛生同業組合は、東日本大震災の被災地へ送る支援用の毛布を無料でクリーニングし、県の救援物資窓口に届けた。
同組合は当初、4月中旬までを不要な毛布の受け入れ期間としていたが、被災地で必要枚数に到達したため、毛布の受け入れはいったん休止する。
2011-03-26 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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