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須坂市動物園“総選挙”!?〜きょう告示、20・21日に投票。期日前もOK!?

2011-03-13 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 　須坂市動物園は春の動物園まつりに合わせ、2011年度の“須坂市動物園の顔”となる代表選出選挙を行う。11種類の動物が出馬予定で、きょう12日告示。投票はまつり開催中の20日と21日、園内の「交流施設ふれんZOO」１階で。開票は21日夕方（閉園後）。投票用紙は入園者全員に配布する。期日前投票は13日から19日まで。果たして、どの動物が得票数トップとなるか―。

　４月の統一地方選挙に先駆けて行う本番さながらの代表選挙は県内でも初めてで、ハッチ亡き後の同園に新たな風を吹き込みそう。飼育員らは、候補動物を自ら撮影した写真を使ってポスターをデザインするなど、慣れない選挙準備に取り組んだ。当選した動物は、新年度のイベントポスターや年間パスポートの表紙に登場するなど、幅広い広報の中心を担う。　
　出馬を予定するのは、ツキノワグマ、レッド・スネーク・ヘッド（淡水魚）、バーバリーシープ、ボリスブラウン（ニワトリ）、ヒツジ、フンボルトペンギン、信州黄金シャモ、川上犬、ベンガルトラ、ニホンカモシカ、モルモット。
　告示後から、候補動物が園内散歩やえさやり体験などを通して投票を呼び掛けるほか、投票日の20日、21日には、本園イベント広場で正午から、動物になりきった飼育員が立会演説をする。
　動物選挙を提案した飼育員の小林哲也さんは「ハッチの後を継ぐ代表動物の選出を、来園者と一体になって行い、これからの動物園を盛りあげていきたい。園で飼育する個性豊かな動物たちを知ってもらういい機会にもなる。投票はぜひ、個々のキャラクターで選んで」と話している。また、投票率については「80％はいくのでは。いや、いってほしい」。
　投票時間は午前９時〜午後４時45分。投票立会人（動物）は居候ネコのサブロー（不在の場合もあり）。

【有権者（？）は選挙「おもしろそう」】　　
　８日、同園を訪れていた大森隆司さん（上田市）は「動物の選挙はおもしろい取り組み。代表は仲の良さそうなベンガルトラがいいんじゃないですか」。また母親と来ていた３歳の月生田姫愛ちゃん（須坂市旭ケ丘町）は「カンガルーやペンギンが好きです」と話していた。
　住所や年齢に関係なく、だれでも投票できることで「子どもが選挙に関心を持つ好機」ととらえることも。またこうしたユニークイベントが統一地方選挙の投票率向上につながれば、社会的な効果も大きい。
【各候補（?）の選挙ポスターと選挙公約は須坂新聞3月12日号18面をご覧ください】