臥竜公園緑化に着手〜園芸高造園クが設計

2011-02-20 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市は、須坂園芸高校造園クラブが設計した「臥竜公園緑化プラン」を基に同公園の緑化工事を始めた。弁天滝東側の山腹にモミジとヤマツツジを合わせて約300本植栽するほか、竜ケ池の周囲にベニシダレザクラや須坂市で発見された黄桜、水生植物などを植える。地域の憩いの場として、季節ごとに花々が一層楽しめるようになる。3月末しゅん工予定。
 同プランは、臥竜公園を設計した本多静六博士の「臥竜山公園設計案」を参考に造園クラブが考案。第21回緑の環境デザイン賞で優秀賞に当たる緑化大賞を受賞した。副賞として工事費が助成され、緑化プランが実際に整備されることに。それを受けて、須坂市でも臥竜公園桜樹勢回復検討会で話し合い、合わせて黄桜の植栽などを実施することにした。
 モミジとヤマツツジは松林の雑木を伐採して、約2,000㎡に植える。市立博物館のある北口から動物園西側の弁天滝までの遊歩道沿いには、樹勢が弱っているソメイヨシノを補う役割を兼ねてヤエベニシダレザクラを6本。南部地域公民館側の池周辺にはスギを伐採して、園里黄桜や園里緑龍、臥竜桜を合わせて8本植える。開池80周年を記念して、臥竜公園桜守りの会の羽生田郁雄さん(豊丘上町)が寄贈する。
 弁天橋南側の水辺に水質浄化を兼ねて、アヤメやハナショウブ、スイレン、カキツバタなど。ほかに、ハナミズキやヤマアジサイなど須坂市の第2の市の花、市の木も植える。遊歩道のウッドチップ舗装なども。工事費は694万円。
 臥竜公園管理事務所では「多くの人の協力で今まで以上にさまざまな植物が植えられ、訪れる人に楽しんでもらえるようになる」と期待している。
 なお、3月17日午前10時からモミジとヤマツツジの植樹を予定しており、ボランティアスタッフを募集している。参加者は動物園の入園が無料になる。スコップや軍手持参。臥竜公園管理事務所☎026-245-1770。

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