2010-11-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂市消防本部は9日、去る8月20日に峰の原高原のペンションで発生した火災で人命救助と初期消火に尽くした同高原に住む木村雅亮(まさあき)さん(65)に消防長感謝状を贈った。
火災は8月20日午前2時過ぎに発生。ペンション隣に住む知人から電話連絡を受けた近所の木村さんは走って現場に急行、燃え盛る建物内に人影を発見するや、建物の外にあった木製の椅子で窓ガラスを割って中に入り、うずくまっていた家人を抱えて、建物外の安全な場所まで運び出した。さらに、知人と協力して、消火栓から消防用ホースを伸ばし、初期消火に努めた。
この火災では残念ながら1人の命が奪われたが、1人の命が木村さんによって救われ、塚田茂消防長や依田浩明消防団長は「我が身の危険を顧みず人命救助にあたり、延焼を防いだ木村さんの功績は多大。活動の模範」と讃えた。
木村さんは「火が真っ赤に燃えていたが、夢中で家の中に飛び込んだ。人の命を助けることができてよかったが、1人が犠牲になり残念だ。消火栓の扱い方などよく分からなかったので教えてもらう機会を作ってほしい」と話していた。
2010-11-15 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy