市民バスの利用者数は?

2010-10-23 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市地域公共交通会議(神山修司会長、委員22人)は15日、シルキーホールで第2回会議を開いた。昨年10月から運行を始めたすざか市民バス(仙仁、米子、南北線)は、8月まで11カ月間に10万600人が利用した=表。月平均9,145人。昨年10月と11月の移行期の落ち込みが大きかったが、12月から9カ月間の合計では前年を上回っている。今月から2年目に入っているが、利用拡大を図るため今後、運行経路を一部変更する。
 一部変更は仙仁線と米子線。昼間に設けている市役所西回り(仙仁線4、米子線2本)で、須坂駅と末広町を2度通過する下り線は須坂駅―末広町―市役所西―八幡東―須坂園芸高校前から新たに須坂駅南交差点を右折して須坂病院停留所へ直進する時間短縮経路とする。また、立町と勝善寺入口停留所を廃止し、須坂病院から芝宮や穀町、臥竜公園入口への通常経路に上下線とも一本化する。
 仙仁線はほかに湯っ蔵んど発着便で、亀倉・仁礼町内を回り、利便性を高める。また、南北線を含め3路線で接続の円滑化を図り、数分〜10分程度発車時刻の微調整を行う。
 一方、すざか乗合タクシー(日野・豊洲地区等で予約制)は、昨年10月に導入し、今年8月から帰り便を2便増やし、時間変更や停留所12カ所の増設などで要望に対応した。1年間の平均稼働率は50.5%。1日平均3.0便が運行する。
 須坂駅方面(行き便)の1便(午前7時50分北相之島町発)は平均稼働率73.8%。3便(9時20分発)は83.6%で、1日8便(行き3、帰り5便)のうち、行き2便に集中している。
 延べ利用者は年間1,202人で月平均100人、1日当たり4.1人。
 本年度は福島・中島町へ利用地域を広げ、公共交通空白地域の解消を図る。
 変更運行はバス、乗合タクシーとも12月1日からを予定する。
 アドバイザーの吉田樹首都大学東京助教は「バスは新年度スタートへの対応が十分ではなかったため伸びなかったが、来春に向け、回数券などの便利さのPRが大事。通院や買い物対応は成功したので、朝夕の利用増に力を入れたい」と話す。

2010-10-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。