富澤一誠さん(音楽評論家・中島町出身)「須坂での経験が自信に」

2010-09-18 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市中島町出身の音楽評論家富澤一誠さん(59)がプロデュースする初のコンサート「Age Free Music=エイジフリー・ミュージック」がこのほど、東京・芝公園のメルパルクホールで開かれ、満席の観客がアーティスト5人による大人のラブソングに酔いしれた。富澤さんは故郷須坂で開催するフォークコンサート「フォーエバーヤング」を5年間プロデュース。須坂で生まれた「富澤一誠プロデュースイベント」が東京に進出したことに須坂の関係者も喜んでおり、開演前の楽屋で取材に応じた富澤さんは「感無量。須坂での経験が自信になり、皆さんに感謝したい」と感慨深げだった=写真。

 エイジフリー・ミュージックは2年前に富澤さんが提唱した「Jポップでも演歌・歌謡曲でもない大人のための音楽」という新ジャンル。富澤さんの旗振りによってエイジフリー・ミュージックへの関心や注目が高まり、音楽関連業界がこぞって連動企画を展開している。
 レコード業界では15社合同による「エイジフリー・ミュージック〜大人の音楽キャンペーン」を9月30日まで実施中。さらに、テレビ・ラジオ・カラオケ・有線放送・モバイルなどでもキャンペーンを繰り広げている。
 富澤さんも、自身がパーソナリティーを務めているFM番組のタイトルを「エイジフリー・ミュージック」に変更。CS放送の歌謡ポップスチャンネルでも富澤さんを司会に迎えた新番組「エイジフリー・ミュージック」が7月から始まった。
 そして、イベント分野でも初のコンサート(主催=ヤマハエーアンドアール/ハルコミュニケイション)が開かれ、藤田恵美(ル・クプル)、樋口了一、すがはらやすのり、秋川雅史、山本潤子(登場順)が出演し、富澤さんとの楽しいトークを交えながら名曲の数々を披露した。エンディングでは会場と一体になって「涙そうそう」を歌い盛り上がった。会場ロビーでは須坂と同様、富澤さんが所蔵する膨大な資料の中からレコードジャケットの写真などを展示、多くの人たちが興味深そうに見入っていた。
 コンサートの模様は9月24日午後9時から歌謡ポップスチャンネル「エイジフリー・ミュージック」(須高ケーブルテレビのデジタルコースやスカパーなどで視聴可)でオンエアされる。
 なお、富澤さんはエイジフリー・ミュージックを別掲のように解説。来年のフォーエバーヤング(6月19日開催)については「来年はメセナホールが開館して20周年と聞いています。その記念事業として規模を拡大して開きますので、お楽しみに」と話している。

2010-09-18 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。