2010-08-07 07:00 am by 須坂新聞
JA須高は30日、特選ブランド「大地のしずく」(委員長・後藤敏常務)の設立式を本所で開いた。品質基準を通過した果実を特選ブランドとして出荷、産地ブランド化を図ると共に生産者の所得向上を目指す。
設立式では行政、取引市場、全農長野、生産部会の役員ら約70人が出席。当面はリンゴ、ブドウ、モモ、プルーン、ナシの5品目が対象。エコファーマー認定者が作った農産物を基本に総合供給産地として多品種の特選果実を切れ目なく供給する。まずは8月の川中島白桃の販売を目指す。販売は中央市場4社が担当する。
設立に合わせてロゴを作成した。出荷箱に印刷すると共にポスターを各市場に配布。また、特選品を証明する「産地証明書」を出荷段ボールに入れ、品目ごとに粒シールやタグを付ける。
意見交換で市場からは、設立は全国初では。一丸となって飛躍を期す心意気を感じる▽シャインマスカットは全国で栽培。うまさをアピールして▽都心では海外ブランドの高級品を求めて長蛇の列。普通の人が生活を切りつめて「持つだけで幸福」と購入。買うだけで幸福になる須高ブランドを▽センサーで選別するだけでなく、果肉の肌触りを大切に。本当の良品だけを出す慎重なスタートを。満足感と信頼感あるブランドは数年かけて育てて―との声があった。
JA須高は「価格競争下、生産者の良質生産への意識を高めてもらい、所得向上を追求したい。市場の協力を得てファンを増やし、須高全体のレベルアップを図る。将来はアスパラなど野菜にも広げたい」と話している。
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