2010-06-27 07:00 am by 須坂新聞
口蹄疫の発生で混乱する宮崎県の役に立てれば―との善意で集められたタオルが、須坂市内からも現地へ多数送られている。
タオル収集を呼び掛けたのは須坂市夏端町の君塚和幸さん(47・写真)。宮崎県川南町で畜産に携わるツーリング仲間の現状や、消毒作業で使い捨てになるタオルが不足していることを知り、須坂市やエコサポートすざか、湯っ蔵んど、ラーメン店などに協力を依頼した。全国各地のツーリング仲間も一斉に支援活動を行っているという。
須坂市はさっそく市PTA連合会を通じ、小中学校の保護者に通知。庁内の提供分も合わせて約6,900枚が集まり、宮崎県の民間ボランティア団体に送った。
それ以外は君塚さんに集約され、その数はダンボール18箱分。ギタリストの一面も持ち音楽仲間の協力もあった。一部は川南町の知人宅に送ったが、現地では現在タオルの受け付けをストップしているといい、10箱ほどは自宅にストック。君塚さん自身も今は提供を呼び掛けていない。
「短期間だったが、大勢の人に協力いただきありがたい。現地では送られたバスタオルやフェイスタオルなどの仕分け作業が追いつかず、また消毒用足マットに再生するボランティアも不足していると聞く。離れた土地でどうすることもできないじれったさはあるが、決して人ごとではない。二次被害なども心配。今後のタオル発送など、現地と情報交換をしながら、できることを少しずつしていきたい」と話す。普段は須坂観光タクシーの運転手。
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