「臥竜公園の桜を守ります」

2010-05-23 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 桜の樹勢回復に取り組む須坂市は14日、竜ケ池周辺のソメイヨシノや八重桜約150本を対象に害虫コスカシバ(ガの仲間)の防除作業を行った。臥竜公園桜守りの会(羽生田郁雄会長、16人)の7人と須坂園芸高校造園科緑地景観コースの2・3年生19人、公園管理事務所職員7人の33人が、桜の枝へスカシバコン(性フェロモン剤封入チューブ)を取り付けた=写真。作業は3年目。2年間に効果が出ているという。
 害虫が幹に入って中から腐らせることを防ぐため、雌と同じ性フェロモンを至る所に取り付けることで、雌がどこにいるか分からないように雄をかく乱する防除法。果樹地帯では一般的な防除法という。
 須坂園芸高校の月岡貴行君(2年)は取材に「身近な公園の桜を守ることに参加できてよかった。地道な作業があって毎年きれいな花を咲かせる」。小林優美さん(3年)は「去年も取り付け作業に参加した。効果が出ればそれでいい。来年もきれいに咲くとうれしい」と話す。
 日本花の会の西山正大研究員は「虫がついていたらすぐに対処できるよう、花の時期だけでなく、日ごろから桜の木を気にして」と話す。

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