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【総合技術高】校地校舎は須園活用案示す

2010-05-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 　県教委は18日、須商と須園を再編統合し、工業系を含む総合技術高校の設置について、須坂園芸高校の校地校舎を活用する整備計画と統合の基本的考え方を、「地域とともに須坂新校を考える懇話会」（内藤靖座長、委員19人）に示した。平成26年度までに工業科棟を新築し、27年度〜30年度ごろに商業科棟の新築と、管理・普通教室棟の改築増築工事を行う。整備は2段階に分け、須坂商業の校地校舎も活用するジョイント方式で統合する。
　農業科と商業科を各3学級、工業科を1学級とする7学級規模を想定するが、旧第2通学区（須高・中高）の年齢別人口推移が平成30年度以降急減するため、減少期にも対応する考え方で整備する。
　基本的考え方は、①須坂園芸の校地校舎を活用②第1段階（23年度〜26年度）は工業科棟を新築。新入生は須坂園芸、須坂商業へそれぞれ入学③工業科の整備完了後、須商の校地校舎も活用してジョイント方式で統合
　④第2段階（27年度〜30年度ごろ）では工業科の生徒募集が可能になった時点を須坂新校の募集開始時期とする（当面ジョイント方式の統合）。須園敷地に商業科棟を新築し、現管理棟を増改築して管理・普通教室棟を整備⑤商業科棟と普通教室の整備完了後、校地校舎を一つに。体育施設は引き続き須商の施設も有効活用。空き教室等を活用した特別支援学校高等部分教室の設置を検討。入学生は農業科と工業科は須園へ、商業科は須商へ通う。27年度以降は須坂新校へ入学。25、26年度の入学生は旧校の生徒として卒業する。
　須坂新校は30年度ごろ（最終）には須園敷地に総合技術エリアと管理・普通教室棟、普通教室棟、体育館、農業科棟、工業科棟、商業科棟、グラウンド、実験実習地を設置。須商の体育館とグラウンドを活用。特別支援学校高等部分教室の設置場所を検討―とする。
　意見交換では校名に商業にかかわる名前を残してほしい。両校の伝統や須坂らしさを大事に―など出された。
　次回は6月4日、7月6日の午後6時半から旧上高井郡役所で。
　また、須高地域の高校を考える会は29日午後6時半から消防本部で住民の意見を聞く。