童話集「カンガルー・ハッチのパンチ」

2010-05-17 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 信州児童文学会(羽生田敏会長・須坂市南原町、会員65人)はこのほど、800字童話集「カンガルー・ハッチのパンチ」を出版した。会員の作品27編と一般公募で選ばれた14編の計41編を収録。制作中に須坂市動物園のカンガルーハッチは死んでしまったが、児童文学作家の和田登さんが書いた作品のタイトルとイラストを表紙にした。
 同会は県内の作家が中心となり、児童文学の創造と普及を目的に活動。親子で読みあう雑誌「とうげの旗」(季刊)は40年近く発行している。これまでも会員作品で20冊ほど童話集を発行しているが、今回は新人発掘を目的に初めて公募し、全国から200編近い応募があった。須坂創作童話の会の牧京子さん(望岳台)が書いた「さいごの粕漬(かすづけ)」も入選、「2年前に他界した母を思いながら書いた作品。短くまとめるのが大変だったが、うれしいです」と話している。
 羽生田会長は「公募作品は力作ぞろい。私が講師を務める須坂創作童話の会からも入選し、うれしい。どの作品もおよそ5分で読めるため、読み聞かせや学校の朝読書にもおすすめ。子どもたちはもちろん、大人にもぜひ読んでほしい」と話す。羽生田会長は、現実と空想のはざまで、さまざまな思いをめぐらせながら書いたという「正月の光」を載せた。定価1,400円。県内の平安堂各店で扱っている。

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