【太陽誘電グループ】新会社が須坂市に〜従業員430人

2010-04-10 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 先月31日に富士通須坂工場(須坂市穀町)内に誕生した太陽誘電グループ会社の「太陽誘電モバイルテクノロジープロダクツ」(資本金1億円、池田雄二社長)は5日、新社名の除幕式を行った。太陽誘電(台東区)から神崎芳郎社長、綿貫英治取締役(太陽誘電モバイルテクノロジー会長)が、親会社の太陽誘電モバイルテクノロジー(横浜市)から中野勝薫社長ら約30人が出席した。神崎社長は「互いに良いところを学びあいながら、グローバルな市場での競争に勝ち続ける会社になろう」と訓示した。
 新会社は従業員約430人。富士通メディアデバイスプロダクツに勤務した従業員がそのまま移行した。事業はこれまで通り、主に移動体通信機器(携帯電話等)のSAWフィルタやSAWデュプレクサなどの製造を行っていく。
 太陽誘電は群馬県内に開発、生産拠点を持つ。新会社は隣接県の立地を生かし、製造部門の強化とともに、高周波モジュールや高周波デバイスにおける太陽誘電側とのシナジー効果が期待される。
 池田社長は「太陽誘電グループの精神である、We  are one(ウィーアーワン)を胸に全社一丸となって企業価値向上に取り組みたい」と話す。
 太陽誘電は昭和25年設立。コンデンサなど電子部品製造などで国内外に生産、開発、販売拠点を持つ東証一部上場企業。資本金235億5,700万円、売上高1,854億円余、従業員約17,500人(連結、平成21年3月末現在)。
 富士通メディアデバイス(富士通の100%子会社)の子会社、富士通メディアデバイスプロダクツが須坂で担った通信デバイス事業を譲り受けた。
 なお、建物を賃貸する富士通須坂工場(久保田啓市工場長)は、富士通とグループ3社が引き続き食堂運営など業務を行っていく。

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