須坂市指定文化財に指定〜浄運寺本堂と東照寺本堂の欄間

2010-04-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 市教育委員会は先ごろ、指定文化財に浄運寺本堂(有形文化財、建造物、井上町)と、東照寺本堂の欄間(有形文化財、彫刻、米子町)を指定した。指定は69、70件目。建造物は9件目。彫刻は4件目。
 浄運寺は、鎌倉時代初期の建保2(1214)年、法然上人の弟子、角張入道成阿が開き、800年の歴史を誇る、県内最古の浄土宗寺院の一つ。本堂は天明7(1787)年に全焼。寛政6(1794)年に再建された。棟梁は坂口森右衛門、竹村庄左衛門。亀原和太四郎嘉博(3代)と推測される貴重な彫刻を有する。
 東照寺は元和2(1616)年に相之島に創建され、元禄14(1701)年に千曲川の洪水で流失した。元禄15年に米子村名主の招きで移転再建された。本堂は安政5(1858)年に建立された。棟梁は亀原和太四郎藤原嘉博。欄間は内陣と外陣を仕切る7枚。中央の竜に左右各3頭の竜が対をなす。亀原和太四郎嘉博(3代)の代表作の一つ。

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