【市議会一般質問】仁礼・夏端統合保育園から整備

2009-12-12 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会一般質問は7〜9日、14議員が市政をただした。事業仕分け(田中章司、善財文夫両議員の質問)に、三木市長は「有識者や市民の協力を得て、構想日本の事業仕分けの手法を参考にして公開の場で実施したい」と答弁したが、詳細は今後決めるとした。
 市内公立保育園整備(永井康彦議員の質問)では、12園のうち、整備済みの須坂東部、日野を除く10園で老朽化が進むが、小学校耐震化が平成23年度完了見込みとなったため早期に着手したい。統合園を優先し、仁礼・夏端を最初に取り組みたいとした。
 全国学力学習状況調査への来年度以降の参加はやめるべき(永井光明議員の質問)に、渡辺宣裕教育長は「来年度以降、全国一斉から抽出調査方式への変更が国において決定されていて、市全体の学習状況が把握できないことなどから参加は希望しない」とした。
 臥竜公園80周年(霜田剛議員の質問)では、80周年に当たる平成23年に記念事業を検討している。記念誌作成や設計者本多静六博士の関係者による記念講演のほか、24年に開園50周年を迎える動物園の事業も併せて検討したい。公園将来構想委員会(仮称)の設置を検討し、その中で臥竜公園総合基本計画の策定を検討していく。
 また、博物館、図書館の建て替え計画は現在ないが、仮称文化芸術振興ビジョン策定委員会の設置の検討に合わせて両館のあり方を検討していくとした。
 新年度予算編成(永井康彦議員の質問)では、市税は個人市民税が本年度決算見込み額に比べ9.7%減(20億9,298万円)、法人市民税は3.2%減(3億3,016万円)、固定資産税は1.9%減(26億2,591万円)などで約3億円の減収見込み。また、地方交付税は0.3%減(基準財政収入額9.4%減、基準財政需要額3.2%減)で、大変厳しいとする認識を示した。
 村山駅前ビルの公共施設での活用策(永井光明議員の質問)と、ワイナリー・直販所・カフェ・産直レストランでの活用策(島田和子議員の質問)に、三木市長は「所有者や地域住民、行政の連携が必要とは考えるが、財政負担や実施主体、他の民間施設の振興などにより困難。(市としての活用は)考えていない」とした。
 場外馬券発売施設の動向(永井光明議員の質問)に、三木市長は「地元区高梨町が結論(11月29日、不同意)を出したことで設置承認はされないものと理解している」とした。
 これに対し、事業計画者KNアドバンスの佐藤俊治取締役兼顧問は「市長答弁を受け止め、村山駅前ビルや村山区、関係行政機関と相談し、対応を考えたい。高梨区一部役員が区役員一同の名で区民を扇動し、結果をゆがめたことは納得していない」としている。

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