須坂ニュース　須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか

【須坂署】死亡事故多発で緊急活動

2009-12-05 09:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市内で交通死亡事故が多発していることを受け、須坂市、須坂警察署、須高・須坂市交通安全協会は11日から始まる「年末の交通安全運動」を前倒しして、1日から10日まで緊急の啓発活動を実施している。初日の1日には北部体育館駐車場で出発式、国道403号と市道須坂駅旭ケ丘線で人波作戦を行った。
　同署管内では1日現在、222件の人身事故が発生、死者4人、負傷者263人を数える。前年同日比で発生は83件（27.2％）、負傷者は107人（28.9％）減っているが、死者は昨年1年間の3人をすでに上回っている。いずれも須坂市で3月23日、9月19日、9月24日、11月16日に発生。2〜4人目は秋以降の2カ月間に連続して起きた。
　このため、年末で交通事故の多発が憂慮されることから、通常の交通安全運動に先駆けて、独自の街頭啓発活動を行うことにしたもので、市交通指導員、市LPS隊員、安協、須坂署、県警交通機動隊ら関係者約70人が参加した出発式で、三沢政福署長、佐々木啓佐義市安協会長らが「地域の安心安全のために気を引き締めて頑張ってください」と激励。引き続き、交通標語を記したのぼり旗をずらりと掲げた人波作戦を2カ所で行い、道行くドライバーに注意を呼び掛けた。
　なお、年末の交通安全運動は11日〜31日の21日間実施。須坂署と須高安協では交通指導所・人波作戦を須坂市は11日、小布施町は15日、高山村は14日の早朝に計画。また、県内一斉の街頭活動日は11日と18日に設定、シートベルト着用調査は14日に行う。