2009-11-21 07:00 am by 須坂新聞
千曲川に架かり、大正15年以来83年にわたって須高地域と長野市を結んだ旧村山橋は、6日に長野電鉄最終列車が運行、新橋への切り替え工事を終え、14日、実行委員会が渡り納めを企画して3,000人が800m余の橋を歩いて別れを惜しんだ。
午前中の大雨が上がり、旧橋の上には大勢の人が訪れた。村山神楽(同保存会)や日野子ども太鼓(1〜4年23人)、天明五閑太鼓(12人)が式典に先立って披露された。
実行委員長の保坂幸一さん(八幡町)は「橋の全容を見てもらうのはきょうが最後。しっかり見て、触れ、歩いて偉業を心に刻んでほしい。北信の大動脈として83年間働いた橋よ、お疲れさま。
ありがとうございました」とあいさつした。
渡り納めは、マーチングバンド(指揮・高橋愛さん、須商高生13人、須坂東高生2人)と、プラカード「村山橋ありがとう」を掲げるガールスカウト(県第1団)、83歳の28人(男15、女13)を先頭に長い列が続いた。
小川千代子さん(83、穀町)は「大正15年6月に生まれ、橋と生きてきた。大いに橋を利用した」。長野市の男性(83)は「30年前に長野へ来て、自転車を押して通ったが道路と線路の併用橋にびっくりした」と取材に答えた。本年度、長野側から撤去工事が始まる。
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