2009-09-13 08:00 am by 須坂新聞
須坂園芸高農業経済科情報会計コースは、ことしから市内の遊休農地を活用して小麦の研究栽培に取り組む。2年生19人が9日、五閑町の耕作放棄地約10aの草刈りをした。今後、整地して10月末に種まきし、来年春に収穫する。
市内の県農業試験場で品種改良したパン用小麦「ユメアサヒ」を使った栽培研究と、増加している遊休農地問題を市民に知ってもらう狙い。 農地は所有者から借りた。元は水田だったが、長年耕作されていなかったためヤナギやクワが雑木林状態になり、雑草も2m以上に伸びるなどしていた。生徒はかまを使って手作業で刈り取った。
水ヶ迫千夏さん(長野市)は「元に戻すのは大変だけど、また畑にして小麦を作るのはやりがいがある。多くの人に知ってもらい、若い人が農業に興味を持つきっかけにもなれば」と話した。
須坂市内の耕作放棄地は約150haあり、小麦は比較的労力がかからず栽培できることから、同校では市民にPRして農地維持にもつなげたいとする。
同コースでは井上町の遊休農地でも小麦を栽培し、土質の違いによる比較研究をする。
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