場外馬券施設は会員制

2009-06-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 村山駅前ビル(須坂市高梨町)2階を地方競馬の場外馬券発売施設に活用する提案について3日、事業者が本紙の取材に応じた。先月2日付既報の計画概要だが、さらに、会員制とすることで暴力団の排除を狙う。写真、住所、氏名を登録し、入場の際は会員証の提示を義務付ける。1階テナントは生活用品など地域の役に立つ店を検討する。案内人やガードマン、掃除人などの雇用が生まれ、採用は地元区長の推薦を優先したい―とする。
 また、環境整備委員会は行政や地域で構成し、年2回(春、秋)会議を開き、日ごろから良好な環境を保つよう努める。PTAもオブザーバーで入ってもらい、常に苦情が届く仕組みとする。
 事業を計画するKNアドバンス(本社静岡市)の担当者は「他地区ではガードマンが犯罪抑止力になり、評価されている。会員制は3割ほど入場者が減るが、安全安心を優先したい。交通渋滞を招かないよう警察と十分協議したい。施設の周り100m四方の清掃もしたい。地域には絶対に迷惑をかけない。地域活性化の役にも立ちたい」と話す。
 入場者は1日当たり400人、1人2万円の購買と推計し、売り上げは1日800万円。年間270日営業で21億円の売り上げを見込む。発売は通常おおむね午前9時半〜午後4時45分。ナイターは午後3時〜8時40分。中央競馬と重なる土日は休みだが日曜は月1回ほど開く。
 2階2,800平方メートルはインフォメーション、投票所、指定席、一般席、喫煙室、売店、ドリンクコーナー、救護室、相談室、警備室、警察官詰め所、機械室、事務室。投票窓口は人を介して2台、自動発売払い戻し機6台設置を予定。
 農水省への申請は 1.地元高梨町区、村山町区の同意 2.須坂市、市議会の同意 3.警察署と協議が整い、協力が得られること―が必要という。生活環境や教育に影響すると心配の声や、村山駅前の活性化を求める声がある。

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