【最終処分場再選定】全区長に考え方示す〜須坂市エコパーク推進課

2009-04-25 11:55 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 今月新設された市民共創部エコパーク推進課は17日、須坂・高山地区に建設する長野広域連合のエコパーク(一般廃棄物最終処分場)について、「候補地となる地元区など関係者には誠意をもって十分説明し、意見・要望を傾聴し、地域振興や地域の未来に夢のあるプランを示し、理解を得たい」とする基本的考え方を69町の区長に示した。
 メセナホールで開いた市区長会春季総会で島田博雄課長は「来年3月までに受け入れの意思を得たいので受け入れ可能性は大事な要件」とこれまでの経緯を説明した。
 昨年12月の米子候補地2カ所断念から、再選定の要件として、市民の生命、財産を守るための要件や法的土地利用規制(河川法・都市計画法・その他開発規制)をクリアし、最小経費で最大効果を上げるためには、効率的建設要件(下水道、道路、埋蔵文化財、アクセス距離、土地利用状況、跡地利用可能性など)を考慮し、地元受け入れ可能性を重視するとする。
 これまでに、関係10課で庁内プロジェクト全体会を2回行い、土木系専門職員が現地調査や技術検討を加え、須坂市・高山村・長野広域連合で4回の検討会を開いた。今後専門機関の助言も得る。
 事業主体は長野広域連合。埋め立て容量約18万立方メートル。埋め立て対象物は溶融スラグ(有効利用できないスラグ)、溶融飛灰処理物、その他溶融不適物。埋め立て期間は15年間。稼働は平成26年度中とする。
 再選定候補地は、須高地区最終処分場適地選定委員会が絞り込んだ25カ所のうち、断念した米子を除く23カ所と他の適地。同課は「安心・安全な施設、地域振興に貢献する施設、全国に誇れるモデル的施設を建設したい」とする。

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