臥竜公園、すごかった…

2009-04-18 08:00 am by 須坂新聞

観光 icon 日本さくら名所百選に輝く須坂市の名勝・臥竜公園の桜は8日に開花、初夏を思わせる陽気が続き3日後には早くも満開、11日(土)と12日(日)の週末は絶好の花見日和となり、終日大勢の人たちでにぎわった=写真。両日で推定7万人が訪れた。

 アカカンガルーのハッチファミリーら人気者がそろう市動物園の入場者は11日が4,523人、12日が6,333人。両日で1万人を突破した。昨年の満開時の週末は写生大会があり比較は難しいが、土曜日だけで見ると今年の方が67人多い。また竜ケ池のボートは11日に239回、12日に272回の利用があり、昨年の土曜日より46回、日曜日より34回、共に多かった。好天に恵まれたことや、開花が一気に進み「次の週末では散っているかもしれないし、天気もどうなるか分からない」と思った人たちがどっと押し寄せ、人出も満開となった。
 動物園正面入り口前で、市観光協会の委託を受け、観光案内と物産販売を行っているNPO法人NEXT須坂は、12日午前8時半から午後5時まで、花見客の協力を得て、どこから来たのか日本地図にシールを張ってもらった=写真。その結果、来訪者は北海道・青森・宮城・福島・栃木・茨城・千葉・東京・神奈川・埼玉・山梨・群馬・新潟・富山・石川・福井・岐阜・愛知・静岡・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・山口・徳島・福岡・長崎・宮崎・沖縄と長野の33都道府県に及んだ。話を聞けば、善光寺御開帳や近隣の桜名所と組み合わせたり、高速道路のETC割引を使った人が多かった。
 なお、過去10年の開花状況は別表の通り。開花は4番目に早く、3日間での満開は平成14・15年と並ぶスピード。関係者は「もう少しゆっくり開花が進んでくれれば見ごろが長く続くのに、自然には逆らえない。なんとか土・日まで持ちこたえてほしい」と願っている。ただ、臥竜公園には13種類の桜があり、これからは本数は多くないが、ヤエザクラ、ヤマザクラ、ギョイコウ、ウコンなどが見ごろを迎え、まだ十分に楽しめる。
 同公園では30日まで恒例の「さくらまつり」を開催中。きょう18日とあす19日は須坂物産振興会による物産販売、19日は写生大会が行われる。問い合わせは公園管理事務所TEL026-245-1770まで。





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