2009-03-16 08:00 am by 須坂新聞
高甫小学校の6年敬組(宮嵜秀文教諭・19人)と和組(宮崎春美教諭・18人)は6日、「新老人の会」信州支部の「いのちの出前授業」を受けた。胸に聴診器をあてて自分や友だちの心音を聞いたり、戦争の体験談などを聞き、命の絆や平和の大切さを学んだ。
卒業を目前に控え、これまでの教科学習や体験などを通した「命の学習」のまとめとして同支部に授業を依頼。この日は東信地方の会員らが訪問した。同支部事務局長の橋本京子さん(松本市)は、「心臓の音は子孫へとつながる命の音。家系が20代続くと先祖は100万人を超える。その中で1人でも欠けていたら、みなさんは生まれていない。命は自分だけのものではない。生きたくても死んでしまうときだってある。大事な命をつなぐために、自分も家族も友だちもみんな大事にして」と訴えた。
また、戦争中に幼い妹を亡くした経験などを話し、「”ありがとう”は心がきれいになり、生きる希望がわいてくる言葉。どんどん使って」と、児童たちにエールを送った。
授業の後、神山千里さん、小林佳奈さんは「だれとも仲良くすることが大切だと思った」「自分からすすんでありがとう、と言えるようにしたい」と話していた。
新老人の会は、日野原重明・聖路加国際病院名誉院長が会長。高齢者の健やかな生きかたを提案し、信州支部では独自に子どもたちへの「いのちの出前授業」を行う。北信地方の会員も今後、こうした授業の依頼を受けるという。山崎崇男・北信ブランチ代表世話人TEL026-233-0680。
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