4月から湯っ蔵んどを経営〜日本レクシーの熊原社長が戦略語る

2009-03-07 08:00 am by 須坂新聞

観光 icon 4月から指定管理者として日帰り温泉「湯っ蔵んど」(須坂市仁礼)を経営する熊原勝日本レクシー社長(写真、長野市)は先ごろ、シルキーホールで湯っ蔵んどの経営戦略を語った。地蔵温泉十福の湯(上田市真田町)を経営する。平成14年開業の同温泉は年間26万人が訪れるという。湯っ蔵んどは「まずは働く人や地域の人が好きな温泉になることが大事」と述べた。リニューアル工事とスタッフ研修を経て開館は4月7日とする。
 不動産業から温泉経営を始めた熊原社長は「1日100人も来ないからやめた方がいい」と言われたという。標高1,000mで雪深く、長野市内から通勤30分、下水道未整備、携帯電話がつながらない立地や利便性の悪さの半面、リゾート性が強く「わざわざ来ていただく、魅力ある温泉、施設充実、感謝・もてなしの気持ち」を大事にするという。
 コンサルタントに頼らず失敗の連続をして「遠回りしながらお客さまに教えてもらってノウハウを蓄積してきた」。喫茶店を開きたいという従業員の提案を採用し、スタッフの声を打ち消さずに小さな親切、小さな改善、小さな感動の積み上げが重要と強調した。
 湯っ蔵んどは立地が良く、広いパブリックスペースが魅力。働く人とビジョンを共有し、スタッフのやりがいも重視。須坂市の観光施設や歴史、文化と連携し、日帰り温泉が地域を変える意気込みで1年目から結果を出したい―と語った。
 指定管理者は施設所有者の須坂市に変わって公の施設を期間を決めて管理する。4月から3年間、十福の湯を経営する日本レクシーとホームページ企画制作のJBN(長野市)で構成する「蔵のさと温泉共同企業体」が管理運営する。3月末までは須坂健康福祉ランドが経営している。

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