2009-03-03 07:00 am by 須坂新聞
市内のイベントなどで出店販売を行っている須坂商業の「まちかどSHOPくますぎ」は、初のオリジナル商品として菓子パン「ハッチのたまご」を開発した。生地には米粉を使い、須坂名産のみそを練り込んだ。くますぎの目玉品にすると共に、地域の活性化にも役立てたい考えだ。8日に須坂駅前のシルキーホールで開く須坂の食に親しむイベントで初めて販売する。
くますぎは全国の農業や水産高校が生産加工したジュースやジャム、缶詰などを販売しているが、ハンドタオルのほかに自分たちの商品がないこともあり、市などの協力を得て、子どもからお年寄りまで幅広く食べてもらえるパンを作ることにした。
独自性を出そうと地元食材のみそと米粉を使うことに。味や具材は各自が考え、「甘みそ」と「小倉あん」「こしあん&チョコ」の3種類を商品化することにした。
製造は同校で手作りパンを販売している信濃食産工業(米持町)に依頼し、ことしに入ってからは毎週のように通って試食、検討した。小林文明社長も生徒の熱意に応えて試作を重ね、このほど、納得するパンが出来上がった。
商品名は須坂市動物園の人気者アカカンガルー「ハッチ」にちなんで名付けた。ラベルは松永裕太君(2年、長野市)がデザインした。
甘みそ味は、みそとアーモンドクリームを合わせた素朴な味わい。考案した山崎さつきさん(3年、長野市)は「家で自分でも作っていろいろ試してみた。それが形となってうれしい。たくさんの人に食べてもらいたい」。
部長の小林美穂さん(同、飯綱町)は「何も分からないまま始めたが、多くの人の協力のおかげでここまでできた。今後の自信になった」と話した。
小林社長は「生地に卵やマーガリンを加えるなどし、もっちりした食感で普通のパンに負けない味。高校生の発想は素晴らしい」と話した。1個150円。各80個を限定販売する。
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