2009-01-27 07:00 am by 須坂新聞
須坂市のボランティア団体「須坂手話サークル」は1月31日と2月14日の2回、メセナホールを会場に「手話しゅわ講演会」を開く。
行政や関係団体など多数が後援。平成20年度の県の地域発元気づくり支援金事業として、地域の人たちに聴覚障害への理解や関心を高めてもらい、聴覚障害者が地域の人たちと共に安心して生活できる地域づくりを目指そうと企画した。
1回目の31日は午後1時から3時半まで大ホールで開催。聴覚障害者6人でつくる須坂ろうあ者劇団の劇(約20分)で幕を開け、開会行事、講演会を行う。同劇団は2006年、日滝小の手話教室に招かれた際に結成。07年には北信越ろうあ大会(長野県民文化会館)で、08年には須坂ボランティア交流会(シルキーホール)でも演じた。脚本・演出・大道具・衣装・メークなどは須坂手話サークルの会員が担当、出演者たちは本番を前に意欲的に稽古に励んでいる=写真。
また、講演(1時半〜)はNHK手話ニュースキャスターの中野佐世子氏が「目からウロコのバリアフリー」と題して話す。同番組は1990年にスタート、中野氏は当初から現在(木曜日昼、日曜日夜)も出演中。東京家政学院大学非常勤講師なども務める。当日は手話ソングなどを交えながら、楽しく分かりやすく話す。
2回目の2月14日は午後1時から3時半まで小ホールで開催。NHKみんなの手話で手話を指導する小椋英子氏が「手話との関わりで学んだこと」と題して話し、手話教室や手話でのゲームなど皆が参加できる企画を行うという。
両日とも入場無料。事前の申し込み不要。開場は正午から。全席自由。託児(前日までに申し込む)あり。託児予約や問い合わせは須坂手話サークル代表の長坂さんTEL・FAX026-248-8865まで。同サークルでは「2回にわたる講演会はサークルにとっても初めての大きなイベント。31日の須坂ろうあ者劇団の劇は手話劇ではなく、ろうあ者の言葉による普通の劇です。自分たちの言葉で自由にのびのび演じています。ぜひご来場いただき、手話の世界を体験してください」と呼び掛けている。
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