2009-01-01 09:00 am by 須坂新聞
須坂市は消防庁が整備する全国瞬時警報システム(J-ALERT、ジェイ・アラート)の運用を7日午前10時から開始する。須坂市での推定震度が5弱以上の場合に流す緊急地震速報や、震度4以上が発生した場合に結果を知らせる震度速報、大規模テロ攻撃等の可能性がある場合に防災行政無線から市内一斉に放送する。先月19日、試験放送を行った=写真。県内では中野、飯田、阿南、長和に続き5番目の導入。
ジェイ・アラートは消防庁が通信衛星で送る津波、火山、地震、武力攻撃など緊急事態の発生情報を、市役所の屋上アンテナで受け、庁舎2階の放送室から同報系防災行政無線で屋外子局89局や個別受信機(区長、避難所)防災ラジオ(現在520台)庁内へ流す仕組み。全国では一昨年から運用が始まっている。総務課へは回転灯ブザーの光と音でも知らせる。設置費用は約600万円。財源は90%起債。
緊急地震速報は震源地近くでP波(震源から四方へ伝わる縦波)をとらえ、位置や規模、揺れの強さを計算し、S波(強い揺れ、横波)が始まる数秒から数十秒前に地震の発生を知らせる。情報が入ると須坂市での震度を解析処理装置で判別し、震度5弱、5強、6弱、6強、7の場合に自動で放送を流す。
内容はチャイムの後「こちらはこうほう(広報)すざか(須坂)です。おおじしんです。おおじしんです」と3回繰り返す。
総務課は「わずかな時間だが、身の安全確保を最優先し、火を消し、机の下に隠れるなどの行動をとって」と話す。昨年9月、11月の市報では対処法など呼びかけている。
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