JA須高〜果樹王国の秋の味覚本格出荷

2008-08-31 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon JA須高管内からリンゴのサンつがるが17日、桃の川中島白桃が19日、ナシの幸水が24日から出荷となり、ブドウは露地の巨峰が9月1日から予定され、果樹王国・須高地区の秋の味覚の出荷が本格的に始まっている。
 全般的に生育は好天に恵まれ順調。7、8月は桃に好条件の高温少雨。盆すぎの降雨と涼しさはサンつがるの生育に最適で、着色が良く果肉はしまり甘味も十分。管内の出荷は昨年より6%増の13万9,000ケース(1ケース10kg)を計画する。出荷は9月上旬まで続き、土日もなくフル回転で作業している。
 秋映、シナノスイート、シナノゴールドのシナノ3兄弟は9月末〜10月中旬に出荷。合わせて11万ケースで3品種とも日本一の出荷量。サンふじは11月上旬〜12月上旬に出荷され、昨年より8%増の48万9,900ケース(1ケース10kg)を計画している。
 巨峰は昨年より2%減の102万5,000ケース(1ケース4kg)を計画。国内の約1割を占め、農協単位では全国一の出荷量。
 須高の果実はことしも質量とも申し分ない仕上がりだが、価格は前年より割安。資材、農薬など生産コストが高騰している上に、急激な原油高による生活必需品の値上げや消費購買力の低下で価格が伸びず、農家経営は厳しい状況だ。JA須高では「全農、市場と連携しながら生産者の手取り向上に努力したい」と話している。

2008-08-31 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。