商売体験〜小学生が会社設立

2008-07-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂商工会議所青年部(金井弘会長)は13日、小学校高学年を対象にした6回シリーズの商売体験セミナー「ジュニア・エコノミー・カレッジすざか」の開講式と1回目の授業を須坂ショッピングセンター3階の光臨閣で行った。
 将来の須坂を担う人材育成事業として、小学生にお金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを体験してもらおうと一昨年度から始めた。全体の流れは一チーム5人程度で仮想の株式会社を設立、事業計画書を作り、2万円で商品を開発・製作、11月3日の須坂えびす講で販売し、最後に決算報告や税金の納付(市に寄付)を行う。
 1年目は3チーム、2年目は7チームが参加。この取り組みが全国の地域活性化事業を表彰する日本商工会議所青年部の「YEG大賞」で、先駆的に同事業を行っている福島県会津若松商工会議所青年部などと共に最高賞に輝き、須坂市でも信州須坂産業活性化推進会議の「人づくりの推進事業」に位置づけられるなど各方面から高く評価され、3年目の今回は日滝・豊丘・仁礼・豊洲・井上小の児童から11チーム(50人)の申し込みがあった。特に豊丘小は6年生全員(15人)で参加している。
 この日は「会社とは何か」と「須坂の先人に学ぼう〜越寿三郎物語」のミニ講演を聞いた後、各チームごとに会社名や社長・副社長などの役員を決め、販売したい商品などを話し合った。助言者として青年部メンバー、須坂商業高校生、事業に協力してくれる団体・個人らがアドバイスを送った。豊丘小Bチームの社長になった山田竜也君は「明るい楽しく元気よくをチームのモットーにしたので、チームワークよく完売目指して頑張りたい」と意気込んでいた。別室では保護者向けの説明会も行った。また、関東経済産業局の担当者がこの事業の関東圏への普及を図ろうと視察に訪れた。
 なお、話し合いで決まった会社名は次のとおり。2回目のセミナーは8月24日に光臨閣で行い、商品の開発・製作・販売に向けた話し合いや各種学習を行う。
 ▽日滝A=(株)THE TOP2▽日滝B=(株)SaMi▽日滝C=(株)Sweet(スイーツ)▽日滝D=(株)スマイル▽豊丘A=(株)Wind▽豊丘B=(株)CROCODILE▽豊丘C=(株)ハイビスカス▽井上=この日は別大会参加のため欠席で、後日話し合う▽仁礼=(株)KIDS TONAKO(キッズ・ヨナコ)▽豊洲A=(株)ミラクルスマイル▽豊洲B=(株)美土里(みどり)。

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