北京で6月に「須坂トリオ」演奏会

2008-05-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市新町出身のピアノ・チェンバロ奏者牧真之さん(25・アメリカ在住)、旭ケ丘町出身のチェロ奏者宮澤等さん(46・東京都在住=写真左)、バイオリン奏者村石達哉さん(44・常盤町在住=写真右)が6月末、中国・北京大学の百周年記念堂で「須坂トリオ」としてバロックコンサートを開くことが決まった。25日、村石さんと宮澤さんが市役所を訪れ、三木市長に抱負を語った。
 インディアナ大学留学中の牧さんが9月から同大音楽学部古学科で講師に就任、6月からは中国音楽院(北京)でバロック音楽の客員講師として短期間赴くことが決まった。こうした縁から、中国では珍しいバロック音楽の演奏会を開きたい―と、北京大学側から牧さんに出演要請があった。そこで昨年末にもメセナホールでトリオコンサートを開いた村石さん、宮澤さんに声を掛け、快諾を受けた。
 宮澤さんは「オリンピックイヤーに北京公演ができるのは光栄。須坂生まれの3人で須坂市をPRできるのは意義深く、今から楽しみ」。村石さんは「これを機に将来にわたって中国と音楽交流ができれば」と話した。三木市長は「須坂の音楽文化をリードする皆さんが招かれたのはすごいこと。ぜひ良い演奏会を」と期待した。
 公演まであとわずかだが3人が顔を合わせる機会はなく、そろっての練習は中国入りしてからになりそうだ。一方、資金面に不安が残るという。記念堂は2,000人収容でチケット販売もするが、日本とは物価が異なる上、学生向けで安価料金のため、3人の出演料や旅費すら危うい状況。さらに、北京に2台しかないチェンバロを借りる際に約15万円(日本)が必要となるため、牧さんらは支援してくれる団体や個人、企業を求めている。
 きょう3日午後2時からメセナホールで開かれる「須坂メセナオーケストラ演奏会」の会場でも募金箱を設置する。問い合わせは須坂市文化振興事業団TEL026-248-1800へ。

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