2008-02-27 07:00 am by 須坂新聞
農業にかかわる須坂市内の女性団体でつくる「須坂アグリ女性の会」(西沢えみ子代表)の会員約50人はこのほど、遊休農地で栽培した大豆を使って須坂園芸高校で生徒と豆腐づくりをした=写真。幻の大豆といわれる赤大豆も使い、水は市内で生産された「神奏(しんそう)水」を用いた。今後、赤大豆の加工品の研究も進める。
同会は昨年初めて、遊休農地55アールで大豆を栽培、約700kgの収穫があった。農薬をほとんど使わず、安全にも配慮した。市内のみそ醸造所に売り、残った分を使って豆腐とみそを作ることに。
赤大豆は福井県で開いた食育フェアで山際次子さん(幸高町)が購入してきたものを栽培、50kgほどになった。西日本の一部で作られている珍しい大豆で、種皮が赤く、アミノ酸やうまみ成分のグルタミン酸が多く含まれているという。
参加者は食品科学コースの生徒から手順や分量などを教わりながら作業した。大豆をすりつぶして豆乳を絞り、にがりを加えて固まりかけたところで型枠に流し込んだ。きれいな白とピンク色の豆腐が出来上がった。
西沢代表は「生徒が分かりやすく指導してくれた。国内産が見直されており、家庭でも挑戦し、地産地消を推進したい。遊休農地対策としても大豆づくりなどを進めたい」と話した。
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