全国造園デザインコンクール〜須坂園芸が3年連続文科大臣賞

2008-02-26 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 第34回全国造園デザインコンクール(日本造園建設業協会主催)の表彰式がこのほど行われ、須坂園芸高校の小林司君(3年、長野市)が特別賞の日本造園学会長賞、小松広樹君(同、須坂市豊丘町)が日本造園建設業協会長賞を受賞。高校の部で最も優れた学校に贈られる文部科学大臣賞に同校が3年連続で輝いた。
 住宅庭園▽街区公園▽公共的空間▽実習作品の4部門を高校、大学、一般の部で審査した。高校の部は住宅庭園に230点、街区公園に66点の応募があった。
 小林君は住宅庭園部門で「自然の力を生かした庭」をテーマに、雨水を利用した水力発電システムやソーラーパネルを設け、自家用電力をまかなう環境に優しい庭園をデザインした。「水力発電の取り入れ方が難しかった。いいアイデアが思いついて、うまく形にできた」と喜んだ。
 街区公園部門の小松君は「水の輝き」がテーマ。公園内を▽噴水広場▽緑開放▽イベント広場▽散策の4つのゾーンに分けた。噴水は夜間、水中からライトアップして波紋が浮かび上がるように設計。季節ごとの樹木を区分し、四季折々に楽しめるようにした。「スロープも設けて、老若男女が憩えるように配慮した」と話した。
 ほかに、町田桜子さん(2年、山ノ内町)佐藤博子さん(同、長野市)小松みずきさん(同、山ノ内町)が入選、秋山英里子さん(3年、長野市)が佳作に選ばれた。
 西沢和平校長は「生徒と職員が一体となって努力した結果。実習での経験や授業の積み重ねがアイデアや創造力につながった。地域の協力も」と話した。

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