須坂ニュース

2008-02-15 04:00 pm by 須坂新聞

　須坂市は1日から住民基本台帳カードの発行を停止している。原因は、インターネットの国税電子申告・納税システムを利用した所得税の確定申告に最高5,000円が控除される普及策が新設され、電子申告に必要な住基カード（電子証明書）の申請が集中し、在庫が切れたため。「1月に発注したが、全国的な需要でメーカーの生産が間に合わず、発行できるのは4月ごろ。利用増加の見通しをつかめず、在庫管理に甘さがあった」と陳謝している。写真は発行停止の説明文書を掲示する市民課窓口。
　交付が始まった平成15年8月からことし2月1日までの総発行枚数は280枚。昨年10月までは月平均4〜5枚の発行だったが、11月16枚、12月19枚、ことし1月30枚と増加。今月1日に7枚を発行して在庫がなくなった。
　市は「19年分の確定申告には間に合わないが、来年も5,000円控除はあり、利用してほしい。多めに発注して準備する」としている。
　窓口で発行停止を知らされた事業者は「税務署から長野県は電子申告の利用が少ないと利用を促されたので来たが、こんな事態になっているとは。受け入れ態勢をしっかりしてほしい」と訴えていた。

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