元旦初けりで新年始動

2008-01-12 10:10 am by 須坂新聞

スポーツ icon JFC須坂サッカースクール(伝田明康会長)が初けりを行った元日、須坂温泉古城荘体育館でJリーガー高橋義希選手(22、須坂市亀倉町出身)と、県内初の日本サッカー協会一級審判員山際将史さん(27、幸高町出身、佐久市立望月中教諭)、昨年秋開幕したFリーグ名古屋オーシャンズのフィジカルコーチ高橋優介さん(27、亀倉町出身)が取材にこたえた。サッカースクールで育った3人は元気な姿を後輩にアピールした。
 高橋選手はプロ4年目を終えた。松商学園高校を卒業後、サガン鳥栖でプレーを続け、主将2年目の2007リーグ戦でチームは8位。48試合21勝9分18敗。得点63、失点66、得失点差−3。高橋選手は開幕から5試合をけがで休み、6試合目から出場し、42試合、3,675時間を戦い、得点2をマークした。
 「今年は5年目。J1を目指してとの期待にこたえきれていないが、個人的にはやってやると強い気持ちでいて、日本代表や上を目指して頑張りたい。応援よろしくお願いします。九州から須坂へ帰ると落ち着く。住みやすいまちでほっとする。犯罪が多い社会だが、子供が伸び伸び生活できるまちになってほしい」と語った。
 全国高校サッカー選手権に4年ぶりに母校松商学園が出場し、31日の東福岡戦は会場で観戦した。30日も選手を激励したという。「最初硬かったが後半は頑張っている姿が見られた」と言う。
 一方、山際さんは昨年暮れの本紙などの1級合格報道後「関係者に歓迎されたり、祝福されたが、浮かれてもいられない。見られていると手は抜けないので質問にもきっちり答え、しっかり判定もしたい」と話す。
 高橋優さん(名古屋市)は山際さんと須坂高の同期。小三の時にサッカーを始め、東中、須坂高でプレー。中京大に進み、修士課程を修了(体育学修士)。現在博士課程に在籍し、ドクターコース(3年)の2年目。昨年9月に1年目が開幕し、2月まで8チームで争うFリーグ(日本フットサルリーグ)の首位チーム、名古屋(現在12勝2分1敗)で選手のコンディションを整えるなどサポートで活躍中という。
 「フットサルはバスケットボールに近いスピーディーな展開と、狭いコートの中でトップスピードで足を使うプレーが観衆を魅了する」と話す。
 JFC須坂の伝田会長は「サッカー少年が成年になり、サッカーに関係することは大変ありがたいこと。高橋選手は中高とけがなく、順調にきたが、昨年は開幕に間に合わず精神的にもつらい時期にチームも勝てない苦しさがあったのでは。けがをしない大切さを知り、若手から中堅の今年が大事」と話す。

2008-01-12 10:10 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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